2012-02-02

遅れてきた地震ノイローゼ

昨年の5月~7月にかけて、セキュリティに関する研究費の申請書類を書いたり論文を書いたりしながら、ずっと地震の確率について調べていた。200本位の論文を眺め、そのうち50本位は本当に読んだ。Rで確率の計算をしたり、グラフを描いたりしていた。最新の研究について地震学者にメールで質問したりもした。何かに取り憑かれたようですらあったように思う。そのときは、一種の興奮状態だった。地震学が面白くて仕方がなかった。論文を書こうとさえ思った。熱が冷め、日常の仕事を普通にこなすだけの毎日が戻り、しばらくは地震のことなど考えもしないようになった。

ところが、最近になって、地震の夢を見るようになったのだ。

たびたび、「停電のニュースを見る夢」を見る。今夜も見るかもしれない。関東と東海・東南海・南海地方全域で地震が起き、停電になっているというTVのニュースを見ている夢だ。そして、人工衛星から見ているような画像が出てきて、本当に真っ暗になっている。これは一大事だと思うところで目が覚める。

これは明らかに「気にしすぎ」の症状だ。

昼間の私はもっと冷静に地震について考えているのだが、無意識にはそうではないのだ。私は地震を心底気にしているのだろう。

不思議なのは、地震学に取り憑かれたような期間にはこんな夢は全く見なかったこと。そして、その後も数ヶ月の空白期間があったのに、今頃になって再び気になるようになったことだ。遅れてきた地震ノイローゼである。

ときに、身体のどこかをぶつけて、そのときは痛みを感じず、数時間後や翌日に痛みを感じることがある。

心にもそんな反応がある、という経験は初めてのことだった。


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