週刊東洋経済6月18日号、『身を守る科学知識』でコメントさせていただきました。つらつらおしゃべりしたことが、綺麗に記事に収まっていて素晴らしいです。
すべての生徒や 高校を修了した人全てが知っているべきことは―― 統計学です。 確率と統計学。
アーサー・ベンジャミン氏は、そう主張します(Wordpress記事)。
高卒で統計が理解できるというのは理想だけれど、そこまでできなくても、せめて大卒で、とは私も思います。
実際のところ、理系であっても経済学部出身であっても(確率と)統計を理解しないまま卒業する人は大勢います。いや、統計を使っていてさえそうかもしれません。理系では、実験データの整理のために統計を使いますが、使っているのはほんの一部です。
統計は高校まではなんとなく「オマケ」的な扱いを受けています。私が高校生の頃は、入試には統計は出ないことになっていました(東北大学が統計の問題を出題したとき、受験界は騒然としました)。中学校あたりでも「資料の整理」は完璧にオマケでした。入試に出ないものを真面目に勉強する学生はあまりいないでしょう。
統計はあまりやさしい学問ではありません。理論は数学ができる人(例えば数学科や物理学科に進学するような学生)にはそう難しいものではないけれど、使うのが難しい。判断が難しい話も多いです。現状の放射線に関する情報の混乱をみれば、それがプロにとってもやさしくないことがわかります。試験で◯×がつけられる範囲は、つまらないものになりがちです。
また、意味のある問題を解こうとすれば、何らかのソフトウェアが必要になることも多いのです。たった10個のデータの処理でさえ、電卓では苦しいからです。入試に向いていないのは確かです。
というわけで、最新の成果を取り入れた統計教育プログラムが必要だと思います。いつかチャレンジしてみたいものですけれど。
すべての生徒や 高校を修了した人全てが知っているべきことは―― 統計学です。 確率と統計学。
アーサー・ベンジャミン氏は、そう主張します(Wordpress記事)。
高卒で統計が理解できるというのは理想だけれど、そこまでできなくても、せめて大卒で、とは私も思います。
実際のところ、理系であっても経済学部出身であっても(確率と)統計を理解しないまま卒業する人は大勢います。いや、統計を使っていてさえそうかもしれません。理系では、実験データの整理のために統計を使いますが、使っているのはほんの一部です。
統計は高校まではなんとなく「オマケ」的な扱いを受けています。私が高校生の頃は、入試には統計は出ないことになっていました(東北大学が統計の問題を出題したとき、受験界は騒然としました)。中学校あたりでも「資料の整理」は完璧にオマケでした。入試に出ないものを真面目に勉強する学生はあまりいないでしょう。
統計はあまりやさしい学問ではありません。理論は数学ができる人(例えば数学科や物理学科に進学するような学生)にはそう難しいものではないけれど、使うのが難しい。判断が難しい話も多いです。現状の放射線に関する情報の混乱をみれば、それがプロにとってもやさしくないことがわかります。試験で◯×がつけられる範囲は、つまらないものになりがちです。
また、意味のある問題を解こうとすれば、何らかのソフトウェアが必要になることも多いのです。たった10個のデータの処理でさえ、電卓では苦しいからです。入試に向いていないのは確かです。
というわけで、最新の成果を取り入れた統計教育プログラムが必要だと思います。いつかチャレンジしてみたいものですけれど。
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